階段 vs エスカレータ

電車を降りてホームへ出ると、近くにエスカレータがあると、そこに人が殺到する。行列が出来るほどになる。少し前に、「健康の為に、階段を使おう」とか「エスカレータは、一段に乗りながら使うもの。歩いて昇降するようには設計されていない」と、言っていたのを聞いた事があるが、やっぱり人間って”楽”を求めてしまう動物なんでしょうか?ほとんどの6割7割の方達が、エスカレータを並んででも使うように思う。
僕自身は、下りの時は階段を使って降りるのに対して、昇るときは、しっかりエスカレータを使っていた(並んででも...)。昇りのエスカレータを歩いて昇っているときに「あっ」と思った。エスカレータを使う自分に言い訳をするようで何だが、きっと「ぱっと見た時に、階段が見えない(もしくは、階段がない)」場合が多いように思う。あるのが分かっている個所では、階段を使うようにしてるはずだから...と、話がそれたかも。

先日、ちょっと面白い事があったので、こんな事を書こうと思ったのだけど...。いつも、階段を使って降りていく場所があるのですが。そこの駅は、ホームが交差するように2階状態になっていて、それに伴って普通に設置されている駅のエスカレータが2つ続けて設置されているようになっている。だから、ちょっと階段を使って昇ってくるのはシンドイ部分もあったりする。設置状況としては、下に向かって左から、階段・昇エス・降エスの順番で設置。
その日は、たまたま整備工事の為始めのエスカレータが使えない状態になっていたのだ。僕にとって階段を使って降りるのは、いつもの事だったのでいいのだが、エスカレータを使っている方達はご苦労な事だったろう。などと考えながら下ること、数十秒。最初の階段終了。続いて、2つめの階段へ...2つめの設置場所は1つめから見て、若干右寄り(階段の方が近い、降エスは昇エスの向こう側)なのでエスカレータまでは少しある。もし仮に、エスカレータを使っていくには、昇りの方との衝突(進路がぶつかる)問題がある。だから、「このまま人は階段に流れるモノ」と思っていた僕にとって、大体の方が2つめの下りをエスカレータで下っていったのを見た時は、正直驚いた。昇りの方達と、上手い具合にスレスレで体を交わしながら、エスカレータを求める人の流れは、なにか不思議に思えた。

なぜ、そこまでして、エスカレータぁ?進路妨害じゃん?お互いで。わからん。人間の心理について、詳しい方教えて下さい。