「ウェブ進化論」を読む

以前にも書いていますが、最近のネット事情を上手く分析してるとして、あちらこちらで話題になった「ウェブ進化論」を遅ればせながら、読んでみました。
読んでみて思ったのは、「やっぱり、大変な事が起ころうとしてるんだな」って事。何がどうなって大変なのかってのは、今は説明できないんですが、なんとなくボンヤリ分かったのです(理解はしていないけど)。
一番ドカンと来たのは、Google内での話。「1日の80%は仕事をやって、残りの20%は自分の考えた新しい事を形にする為に費やする」という部分。新しいことを、どんどん排出してる Google。結果を出す為に、こういう制度にしてるんでしょうね。これから...(もう現在進行形でそうなんだろうけど)、アイディアが大事なのでは無くて、そのアイディアを形にしたかしてないかで、自分に開かれていく道が大きく変ってくるのだろうなとボンヤリ思ってた。普段、「仕事をする」となれば、いちはやく今抱えてる課題をこなす事と思われてるし、そうするべきと言われるけど、それだけでは良くない方向に向かってんだよね、今。まぁ私の場合、課題とはちょっとズレた事をやりたいと思って、(上司の目やチームメイトの目を気にしながら)ビクビクしながらやるのは、「もう嫌だ」と言いたいだけなんだけど笑。でも、仕事の合間でやる勉強って、覚えがいいんだよなぁ。私だけかもしれないけど。
パソコンの中で繰り広げられる、とんでもない動きに対して、これから先のリアルの世界では、どう影響が及んでいくのか。その影響を及ぼす側に回れるなら、いい意味で参加したいと思った。どんどん面白い事を作っていって、世の中明るくなれば....。
と思ったんだけど、頭のどっかで「よう考えてやれよ」という人が出てきてる。『隣に階段があるのに、エスカレータに並んでまで使うのか?』という事を考えてる人。『どんどん便利な世の中にする”だけ”じゃ良くないんじゃないか?』と考えてる人。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まるウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
梅田 望夫

筑摩書房 2006-02-07
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