電波による医療機器への影響

先日ちょっとした事がきっかけで、少々気になった。
いつものように電車に乗っていた僕は、変わらず手摺りに掴まり目的の駅に到着するのを待っていた。車内はボチボチの込み具合。人と人が触れるか触れないかといった状況。そんな中、ドア付近に立っていた中年の男性が「すいません、すいません」と言いながら、車内の奥の方へ足を進ませた。僕の中では、奥の方からドアに向かって「すいません」と言いながら進んでいく光景は、日常的な「次の駅で降ります」のことなので何も気にならないのだが、今回はその逆。何が起きたのか、気になりながら目で追っていると、中年の男性が手摺りに掴まりながら携帯を操作してる2・3人の方に聞こえるように言った。「電波に反応する医療機器を身につけています。携帯止めてもらえませんか?」と。
その後、言われた方々が操作を止めたかどうかは覚えていない。ただ、この行動力だけが頭に残ってしまい、なんともいえない気持ちになった。いつも、日常的に流れてる「優先席付近では、携帯電話の電源をお切りください。また、車内ではマナーモードに設定し....」のアナウンス。どれだけの人がアナウンスを聞き、忠実に実行しているのだろうか?僕自身、優先席付近に立つ時に電源を切ることは無い。要は、面倒だからだ。
そんな反面、今回の一件後「ペースメーカ等の医療機器を身につけている人達は、どれくらいの割合で公共の交通機関を利用しているのかな?」と思うようになった。個人的には、携帯の利用をさせたくない場所は圏外になってもいいという意見は持ってるものの、障害者も健常者も納得のいくサービスって無いもんですかね?なんて事を少々頭の片隅で考えておりました。笑